親機の製作(その2)


2013年11月某日

今回は何故か親機が先になってしまった。
周波数表示の桁数が多いトランシーバを探していたら、丁度見つけてうまい具合にゲットできたので、まず改造から始めることにした。

まずは例によってCPUの交換です。

オリジナルのCPUを外してソケットを取り付ける。


今回はH8/3069のボードを使うことにした。CPUボードのアドレスとIO信号を中間に下駄を入れてピン番号変換する。
3096はモード5で使うのでアドレス本数が多い。チップセレクトの部分をうまく動作させるためにトランシーバ本体に改造を施す(1カット、1ジャンパー)。
それと、前回はブートする時に後ろに付けたSWを操作したが、後ろだとトランシーバをセットすると操作し辛いので、今回は前から操作出来るようにした。
RITとVOICEのSWを同時に押しながら電源を入れるとブートモードになるようにした。このための回路(部品)を下駄に作った。
これが下駄に見えるICである。

トランシーバに装着するとこのようになる。
H8のCPU基板は高さを抑えて薄くするためチップ抵抗を使った。また、ブートモードへの切り替えも1本の信号で出来るようにしてある。


周波数表示はこのようになる。


11月某日
このトランシーバは基準発振器は10.24MHzのTCXOである。それとBFO用の水晶発振器がある。ただしBFOのドリフトはキャンセルする周波数構成となっているので、周波数精度はTCXOで決まる。
このTCXOでは400MHz台の変動は±1KHzとなる。実際に電源を入れてドリフトで1.5KHzほどずれる。
もう一つの先に作った親機は100Hz以内なので、やはりズレが気になる。
そこでOCXOに交換しようと思ったが・・・。
10.24MHzのOCXOが無い・・・。
10MHzのOCXOで10.24MHzの水晶発振器をPLLでロックするかなぁ・・・。
でもそれを組み込むスペースが無い。
小さなOCXOは無いものかと探していたら、有りました。
早速ゲットしてみた。
32.768MHzのOCXOだが、これで10.24MHzにロックをかけるかなぁ。
10.24MHzの水晶があるので交換してみる?
本来なら温度特性をみてオーブン温度を合わせるのが正しいのだが、そんな面倒なことはできないなぁ。
とりあえず水晶を取り替えてみる?

そこでOCXOのケースを開けた・・・・。


水晶はどうやら裏側のようだ。


水晶を交換した。右が元付いていた水晶。


水晶を交換して発振させてみると、30.7MHzで発振した。おや〜
なんと3倍オーバートーン発振だ!
LとCを交換して何とか10.24MHzで発振するようにした。数HZを外部端子で可変出来るが、その範囲に入るようにCをカット&トライで付けた。
結果がこの写真である。


これにカバーを付けて元のTCXOの部分に組み込んだ。
結果周波数変動は150Hz位になった。10倍良くなった。
(TCXOは±1ppmだが、OCXOは0.1ppmで計算通りではあるが。水晶はATカットだと思われるが、高い方の温度VS周波数の変曲点近くにオーブン温度が近いと思われる)


親機の周波数は例によってアマチュアバンドから外す。(そのためもあってCPU交換)
周波数は改造しやすさを考えて478MHzとする。(同軸でトランスバータと接続し、アンテナは繋ぎません。為念)